ミルフィオリ・グラス皿 1880年 ヴェネチア ヴィンチェンツォ・モレッティ作 レース・グラス白鳥形脚コンポート 19世紀 ヴェネチア エナメル彩水差 19世紀 ヴェネチア 風にそよぐグラス 1895年 ヴェネチア ジュゼッペ・バロヴィエール作 グッゲンハイム坏 1875年 ヴェネチア サルヴィアーティ工房 ジュゼッペ・バロヴィエール作 バラ装飾脚ワイングラス 19世紀 ヴェネチア サルヴィアーティ工房 ディアトレッタ坏 1880年頃 ヴェネチア サルヴィアーティ工房 紫色金彩壷 1860年 ヴェネチア フランチェスコ・トーゾ・ボレッラ作
中世から変わらぬ街並みを保つヴェネチアは、かつて提督(ドージェ)を中心とした都市国家を築いていた。1000年にも及ぶその歴史は地中海貿易によって支えられ、東西文化の交流拠点として、多くの物、人が集まり、華やかに栄えた。
その歴史に終止符を打ったのが、ナポレオンによるイタリア遠征(1796-1797)。共和国は滅亡し、主要な産業であったヴェネチアン・グラスは約半世紀の間、経済的にも、技術的にも停滞期を過ごす。
この状況を憂いたヴィンチェンツォ・ザネッティ神父と実業家のアントニオ・サルヴィアーティは、ムラーノ島にかつての活気を取り戻すべく、若い職人たちが学び、技術を習得できる場を整え広く開放した。
古代ローマの遺跡から発掘されたガラス器の研究や、15世紀から17世紀にかけてのヴェネチアン・グラスの銘品の数々を目の当たりにした若い職人たちは、大いに刺激を受け、新たな作品を誕生させていった。
本展では、ヴェネチアン・グラスが苦境を乗り越え復活してきた19世紀の作品を展示。古くからある技法やデザインを新たな解釈で作品に採り入れた器や、古代ガラスの再現を試みた作品など、彩り豊かで活気に満ちた近代のヴェネチアン・グラスをじっくり鑑賞しよう。
開催日 | 2025年4月19日(土)2025年7月13日(日) |
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会場 | |
所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48 |
アクセス | 「箱根湯本」駅からバス〈桃源台行き〉で25分、「俵石・箱根ガラスの森前」下車 |
TEL | 0460-86-3111 |
ホームページ | https://www.hakone-garasunomori.jp |
営業時間 | 10:00〜17:30(入館は〜17:00) |
休館日 | 展示替え等に伴う休館あり、成人の日の翌日から11日間は休館 |
料金 | 〈大人〉1,800円 〈大高生〉1,300円 〈中小生〉600円 |
施設情報 | カフェレストラン・ミュージアムショップ・水車小屋「アチェロ(オリジナル菓子のお店)」・体験工房 |
駐車場 | 有り(1日 500円) |
支払い |
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更新日 : 2025.05.08