映像資料室 旧川喜多邸別邸 ミュージアムグッズ 鎌倉映画地図
映画の輸入配給により芸術・文化に多大な貢献をし、映画大使と称された国際人、川喜多長政・かしこ夫妻の邸宅跡に開館。
建物は平屋建ての和風建築で、数寄屋造りのイメージを表現し周囲の環境に調和している。板塀もかつての面影をそのままに復元しており、展示室の明るく広い開口部からは緑豊かな庭園も眺められ、古都鎌倉の落ちついた雰囲気。
当時国内外の著名な映画人らが集った場所にふさわしく、館内では多彩な映画資料の展示や映画上映・講座・イベントなどが年間を通して開催されている。
懐かしい映画や新たな作品との思わぬ出会いが楽しめるかも!
〈旧川喜多邸別邸(旧和辻邸)について〉※春・秋に一般公開
記念館の地には旧川喜多邸別邸(旧和辻邸)があり、1963年にはフランス映画祭に出席した、アラン・ドロンやマリー・ラフォレ、フランソワ・トリュフォー監督なども川喜多夫妻を訪ねて訪れ、映画人の交流の場となっていた。
1973年のフランス映画祭開催時には盛大なパーティが開かれ、ミレーユ・ダルクなどのゲストの他に、当時鎌倉在住だった田中絹代氏や今日出海氏も参加して、歓談している写真が残っている。
さらに、インド映画界の巨匠サタジット・レイ監督や、ギリシャ映画の名匠テオ・アンゲロプロス監督など名立たる映画人も来訪している。また、ヴィム・ヴェンダース監督の「東京画」の笠智衆氏のインタビューが撮影されたことでも有名。
※展示等を伴う特別公開という形でも公開の機会を設けております。
※荒天時、また新型コロナウイルス蔓延状況によって、公開が中止となる場合があります。
〈おすすめミュージアムグッズ〉
・鎌倉映画地図
映画イラストレーターの宮崎祐治さんによるイラストや文で、鎌倉が舞台となった映画やロケ地をエリアごとにご紹介した、映画と鎌倉のガイドブック。
*そのほか、ミュージアムグッズも販売。