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小田原・箱根イベント情報

2018年4月28日(土)〜11月25日(日)

〔特別企画〕~奇跡のガラスを生んだ~ 華麗なるバロヴィエール一族展

ガラスを無色透明にすることを成功させたガラス工房の名門・バロヴィエール家が、700年間の歴史の中で生み出した名品を集めた国内初の展覧会。

15世紀から19世紀にかけてヨーロッパの王侯貴族を熱狂させた繊細優美なヴェネチアン・グラス。その1000年にも及ぶヴェネチアン・グラスの歴史の中において、ヴェネチアのガラス工房の名門「バロヴィエール家」は、15世紀頃より活躍し、その発展に大きく関わりヴェネチアン・グラスの栄光を支えてきた。しかし、彼らが開発してきた技法や秀逸なガラス作品については、あまり知られていない。
窓ガラスやグラスなど、現代の日常生活に使われている無色透明なガラスは、バロヴィエール家の開発した功績が礎となっている。元来、ガラスは透明ではなく、主原料となる珪(けい)砂(しゃ)に含まれる微量の鉄分が原因で青緑色になってしまう。この色を消さない限り透明にすることはできず、その方法の発見が永年、ガラス職人たちの夢だった。
そして15世紀末にバロヴィエール家の名工の一人アンジェロ・バロヴィエールが、世界で初めて無色透明なガラスの開発に成功する。このガラスは、当時貴重品だった水晶を示すイタリア語「クリスタッロ」と呼ばれ、エナメル彩やダイヤモンド・ポイント彫り、レース・グラスといった技法とともに、ヴェネチアン・グラスの黄金時代を支える1つの重要な柱となった。

本展では、ヴェネチアのガラス芸術を牽引した名工バロヴィエール家のアンジェロとマリア親子、ジュゼッペ、ベンヴェヌート、ベネディットの3兄弟、そして彼らの子孫のエルコレに焦点をあて、彼らが発明した数々の技法の紹介や、制作した作品などを中心に約80点を展示。奇跡と称される程の様々な色彩と形体を生み出し、今日のヴェネチアン・グラスの多様性の基礎を作り上げた華麗なる一族、バロヴィエール家の名工の全貌に迫る。